権利取得を考えている皆様へ
新規性が必要です
商標を除く特許、実用新案、意匠については登録の条件として「公衆に開示されていないこと(新規性)」という要件が必要です。権利の取得を考えているのであれば、
迂闊にSNS等にアップしてはいけません
公衆への開示後1年であれば新規性を喪失したことにしない「新規性喪失の例外」という制度はありますが、特許事務所に払う手数料が増えます。
また、新規性例外規定が日本より厳しい国(中国、欧州等)では権利が取得できなくなります。
結構お金がかかります
特に個人で出願を考えている方、
権利取得まで数10万円かかると思ってください。
特許事務所の手数料が高いです。事務所によって違うと思いますが、事務所によって品質も変わってきますし、安かろー悪かろーはある程度あるように思います。
もし手間と情報収集を惜しまないのであれば、特許庁が公開している電子出願ソフトを自分のPCにインストールして、自力で出願するのが一番安上がりです。
商標、実用新案(方式審査のみで中身は見ない=使い物にはならない)は自力可能、意匠もギリ自力出願可能かと思います。しかし拒絶理由通知が来た場合の対応はやはり弁理士じゃないと難しいと思います。
また、特許出願はさすがに弁理士でないと厳しいと思います。で、特許出願がもっとも高額だったりします。権利取得まで100万円前後、場合によってはもっと、さらに海外に出願すると1国あたり100万円〜数100万円かかります。
お伝えしたいこと
このように知的財産権の権利取得、特に特許は個人にとっては金銭面で非常に負担になります。趣味や名誉のために気軽にやれる額ではないです。
したがって、何としても製品化、事業化したいという強い意志と計画がある方のみ知的財産権の権利化を考えてみてください。
そのような場合には私も全力でお手伝いさせていただきます。
ちなみに著作権は創作と同時に無条件で発生します。権利の取得としてはめっちゃ敷居が低いです。その後それがお金を産むかどうかは皆さん次第・・・