路上ライブ・編曲問題（後編）
解説
JASRACのJ-WIDで検索できる
J-WIDのURLは下記です。
https://www2.jasrac.or.jp
作品名に「ライラック」、アーティスト名に「ミセス」と入力して検索してみました。詳細ボタンをクリックして表示される画面で、「演奏会等〇」のボタンをクリックしてみてください。識別の項目が「出版社」になっているのが編曲権を管理している音楽出版社ですので、ここに直接編曲して演奏してもよいか問い合わせます。やぶへびになる可能性はありますので、自己判断で。
ただしメロディーと歌詞は変えないこと！
メロディー、歌詞を変える場合は編曲権（翻案権）の他に、著作者人格権である同一性保持権が問題となってきます。同一性保持権を持っているのは著作者自身ですので、音楽出版社ではなくその曲を作った人に許諾を得る必要があります（音楽出版社が仲介はしてくれます）。
また、ここまでのお話はPOPSに属する楽曲であることを前提としています。純音楽の場合は作者さんがアレンジにも強いこだわりを持っている場合があり、この場合も同一性保持権が問題となる場合があります。
同一性保持権については別途まいこーで取り上げたいと思います。
ビートルズの弾き語りやるんで確認したらオッケーもらえた
ビートルズのサブパブリッシャー（外国の曲を管理してる現地出版社（オリジナルパブリッシャー）の日本代理店みたいな感じ）はソニー・ミュージックパブリッシングでした。非営利・無料・無報酬である旨を伝えて確認したところ「編曲使用については進めて頂いて結構です」との回答をいただきました。もちろんライセンス料なしです。