楽譜の著作権(前編)


解説
楽譜には著作権がない
“楽譜は、それ自体音楽の著作物ではなく、音楽の著作物を人に伝達するための固定手段もしくは複製手段のひとつであって、その意味ではレコードやCDと同様である”(田中豊「判例でみる音楽著作権訴訟の論点80講」28ページ)
バンドスコアとかをネットに上げるときは著作権処理が必要
例えばヨルシカの又三郎のギター譜を勝手にネットに上げると、作詞作曲者であるN-BUNAさんの著作権について、複製権、公衆送信権の侵害になります。この曲はJASRAC管理ですから、JASRACに届けて著作権処理をする必要があります。
ネットに上げ放題
逆に著作権処理さえしてしまえば、楽譜は自分の所有物なのでネットにあげても著作権的には問題ないということです。でも、苦労して元曲を耳コピして楽譜を作って、それを買ってもらって商売してる人からしたらたまらんですよね。
何とかならんのかという話を次回Vol.17でお話しします。